ヨーロッパと日本のどちらが危ないのか考察してみた〜テロと地震の可能性
世界をあちこち放浪していると、危なくないんですか、とよく聞かれる。日本人に。
日本から来たというと、まあそんな危ない国からようこそ、とコメントされる。ヨーロッパ人に。
そこでヨーロッパと(とりあえず長居しているロンドンを基準に)日本、それぞれの危険性について、客観的に考察してみた。
さしあたってストリートの治安の良さ悪さは対して問題にならない。
もとい、うら若き女子がロンドンのチェルシー地区を昼間に歩くのと、東京の渋谷を夜に歩くのでは、圧倒的に後者の方が危ないのは自明の理である。
脂の落ちたおっさんがロンドンのランベス地区でぼったくられる可能性と、瀬戸内海に面した漁港の居酒屋で一杯ひっかけるのでは、はたまた比較のマトリックスが変わるだろう。
要は時と場所と客体であり、この手の比較考察は不可能であり無意味である。
ヨーロッパ危なくないんですか、と昨今、日本人が尋ねる時、テロ行為のことを指すことが多いようだ。
というわけで、計算してみた。
・イギリスで過去7年間にテロの犠牲になった方は49人(2010〜2017年)。人口6500万人のうち、0.00000075%
(出典http://www.telegraph.co.uk/news/0/many-people-killed-terrorist-attacks-uk/)
・日本で地震や津波の犠牲になった方は、2011年の東日本大震災だけでも26000人。実に人口比、0.0002%.
突発的で理不尽な被害、という意味では、テロと地震は似ていなくもない。
最近は日本にいると隣国からミサイルまで飛んでくるとか。
若者よ、勇気を出して外に出よう。