2019-01-01から1年間の記事一覧
クリスマスだというのに、25度。道行く人は半袖、サンダル。那覇のカトリックの司教座は小高い丘にある。名称: 開南カトリック教会宗派: カトリック場所: 沖縄県那覇市聖堂は二階。掲げられた那覇教区の目標は3つ。神のちむがなさ。真心の愛、の意味らしい…
松山は今でもお城が中心の街である。 山頂に城を抱き、周囲を囲む広大な城山公園、白鳥の泳ぐお堀。 そのすぐ南側にあるのがカトリック松山教会。 待降節の主日ミサに与った。 名称:カトリック松山教会 宗派:カトリック 場所:愛媛県松山市 戦争で焼失し、…
阿波の国のとなりは、土佐の国。 東は室戸岬から西は足釣岬まで、太平洋の陽かりを一身に浴びる南国である。 JR高知駅のすぐ北側、趣のある木造日本風の聖堂はひときわ目をひく。 名称:カトリック江ノ口教会 宗派:カトリック 場所:高知県高知市 縁側に紅…
瀬戸内海の橋を渡りたどり着いたのは四国、阿波の国。 徳島城跡から徒歩数分。待降節のこの時期、聖堂の前には巨大な(実物大!)馬小屋セットが。 名称:カトリック徳島教会 宗派:カトリック 場所:徳島県徳島市 長崎の巡礼者、聖パウロ三木に捧げられた教…
スペインの奇才ガウディの作品を彷彿とさせるこの聖堂は、長崎、クリスチャン殉教の西坂の丘に建つ。 名称:聖フィリッポ西坂教会 宗派:カトリック 場所:長崎県長崎市 自身もカトリックであった今井兼次は、ガウディを日本に紹介した建築家だという。 1962…
祈りの場に入るのにお金を徴収してはいけない。 であれば、入場料を徴収する教会は祈りの場ではなく観光地と言うことになる。 19世紀末、「サンタマリアのご像はどこ?」で西洋社会を驚愕させた信徒発見(隠れキリシタン)の舞台となった大浦天主堂の目の前…
日本のキリスト教のメッカがもしあるとすれば、長崎である。 隠れキリシタンの時代から数百年、キリスト教人口が0.5%にも満たない日本において、長崎だけは5%だとか。人口比にして10倍のクリスチャンがいることになる。 その多くはカトリックと推測される…
同志社大学を建てた新島襄は、北米の地でプロテスタントのキリスト教信仰を学び、帰国後はキリスト教の伝道に努めた。 その想いを具現化したのが、京都市内、今出川キャンパス内にあるレンガ造りのこのチャペルである。 名称:同志社礼拝堂(チャペル) 宗派…
東北。白石城からほど近いしずかな住宅地の中、大きな桜の古木を抱えた小さな教会。名称: カトリック白石教会宗派: カトリック場所: 宮城県白石市靴を脱いで聖堂に上がる古式ゆかしいスタイル。献堂は1950年。仙台教区、巡回教会になっている。入り口には小…
愛媛県内に5つあるカトリック教会は聖ドミニコ修道会が母体となっている。 聖ドミニコ修道会の本部はスペイン。 南国四国の明るさと相通ずる気がしてならない。 名称:カトリック宇和島教会 宗派:カトリック 場所:愛媛県宇和島市 献堂がいつかはわからな…
タイ、である。 仏教徒が国民の9割を超え、首都バンコクでもオレンジ色の法衣をまとった裸足の仏僧が歩いている。 キリスト教人口は1%以下。日本と変わらない。 そんな街に、大きなカトリックの大聖堂。 名称:Assumption Cathedral (被昇天の聖母大聖堂) …
エストニア、タリンから船で2時間。対岸は北欧。港からトラムで30分、ついたのは新アールヌーボー建築が美しいヘルシンキ中央駅。そこから丘を見上げると、商業施設の向こうにキラリと光る十字架が見える。繁華街を抜け、ゆるやかな坂を登りきる前に見えてく…
エストニアでもっとも古い教会だという。名称: トームキリク(聖母マリア大聖堂)宗派: プロテスタント 福音ルーテル派場所: Tallin, Estonia先ほどのロシア正教の大聖堂から徒歩五分。こちらは13世紀にタリンを侵略したデンマーク人により建てられた。火災で…
カモメが飛びかう港街、エストニアはタリン。 Heat stroke(熱波)に襲われた今夏の欧州だが、さすがにここまでくると涼しい。むしろ肌寒い。 海向こうはフィンランド、隣国はロシアに挟まれた、人口150万足らずの小国。 首都タリンの人口の4分の1を占めるの…
リーガ新市街。リーガが誇るユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)の、息を呑むほど繊細で美しいステンドグラスがある教会はこちら。名称: 古聖ゲルトルート教会宗派: プロテスタント 福音ルーテル派場所: Riga, Latvia聖ゲルトルートは旅人の聖人。昔の…
リーガ旧市街で一番高い塔を持つ教会。 名称: 聖ペトロ教会 Sv.Petera Baznica 宗派: プロテスタント 福音ルーテル派 場所: Riga, Latvia 123mを超える高さという。 大聖堂と同じく13世紀に最初に建てられた。祈りの場だけでなくコンサートなども多く行われ…
リトアニア、ヴィリニュスからバスで北上すること4時間。 隣国ラトヴィアの首都リーガにたどり着いた。 バルトの中で抜きんでた都会とガイドブックにあるとおり、経済的活気、繁栄という意味で西欧の都市とまったく見劣りしない。 その中で世界遺産に指定さ…
名称:聖ペテロと聖パウロ大聖堂宗派:カトリック場所:Kaunas, Lithuania首都ヴィリニュスから電車やバスで北西に1時間半。かつて首都が置かれたカウナスの街に、15世紀から建つレンガづくりの巨大なカテドラル。現在まで修復を重ねているため建築様式はまちま…
夜明けの門の東隣。旧市街のメインストリートを南の端まで20分あまり歩くと、最後に見えるのがこちら。名称: 聖テレサ教会宗派: カトリック場所: Vilnius,Lithuania19世紀、ロマネスク建築。こちらはソ連時代にも無傷で生き残ったのか、きらびやかな印象の聖…
夜明けの門。美しい名前そのままの、白と水色のうつくしい城門。門の上部、10人も入ればいっぱいになる小部屋には聖母マリアの黄金の古いイコンが飾られ、多くの人がひざまづいて祈っている。通りに向かってバルコニーのように開かれ、通りから祈る人もいる…
メインストリートから東に細い路地を入ると見えるのがこちら。名称: 聖アンナ教会 宗派: カトリック場所: Vilnius, Lithuania15世紀末に建てられた、レンガ造りのゴシック建築。炎のようと言われる外観には、33種のレンガが使われているとか。内装も暗めかつ…
久しぶりの海外の教会はバルトの森、リトアニアから。世界遺産に登録されている首都ヴィリニュスの旧市街。メインストリートはこの大聖堂から南にのびる。名称: ヴィリニュス大聖堂 Arkikatedra Bazilika宗派: カトリック場所: Vilnius, Lithuaniaソ連と西欧…
山陰の小京都、津和野。 うつくしいうつくしい、小さな城下町。 森鴎外、西周など、明治の知識人を生んだ文化的な町。 鯉が泳ぎ松が繁る雅な街道筋に、津和野教会が建つ。 名称:津和野カトリック教会 宗派:カトリック 場所:島根県鹿足郡津和野町 1929年に…
通称、ニコライ大聖堂。高層ビルがそびえる東京御茶ノ水の景観に、独特かつ圧倒的な存在感を放つロシア正教(日本正教会)の主教座。名称: 東京復活大聖堂宗派: 日本正教会場所: 東京都千代田区歴史は明治時代に遡る。1891年に初代聖堂がロシア人建築士によっ…
しばらくカトリック教会ばかり続いたので、プロテスタント教会の紹介もしよう。 比べることはできないが、プロテスタント教会は社会に根付いた事業を行っているケースが多いように思う。 聖隷福祉事業団もそのひとつ。 日本で初めてホスピス事業を展開し、今…
本土へ戻って。 沖縄からの温かい空気を引きずって、やってきたのは本土の南国、高知県高知市。 ぬけるような青空に加え街路樹がヤシの木なところ、沖縄に引けを取らない南島感。 県庁や市役所、高知城からなどの中心地からほど近い立地に建つこの教会。 名…
さらに南へ南へ。たどり着いたのは石垣島。 空港からレンタカーで、背の高いサトウキビ畑の合間をぬってたどり着いたのは石垣教会。 名称:カトリック石垣教会 宗派:カトリック 場所:沖縄県石垣市 海色の屋根と黄色い壁、正面の階段は水色と白に塗り分けら…
沖縄県那覇市。 飛行機から降り立った瞬間から南国の空気。 名称:カトリック普天間教会 宗派:カトリック 場所:沖縄県宜野湾市 白い外壁が緑の芝生と沖縄の空によく映える。 飛行機の離着陸の経路にあたっているらしく、頻繁に頭上を飛行機が飛び交う、あ…
本土に戻って。 長崎県は南北にも長い。 南の果ては島原半島。 海の向こうに天草を臨む半島の先端は、南島原、口之津町という。 かつてキリスト教が初めて海外より伝えられ、16世紀にはすでに数万人のキリシタンが暮らしていた地。 1568年にはあったという口…
五島の最北端に位置する、米山(こめやま)教会。 名称:カトリック米山教会 宗派:カトリック 場所:長崎県南松浦郡新上五島町 こちらもまさに海際。 漁師であったイエスの弟子、聖アンドレにささげられたこの教会も明治時代から存在したらしい。 漁師を生…