教会めぐり世界一周の旅

旅上で心癒された美しい教会を紹介

ヨーロッパより〜イギリス編#23

イギリスで一番重要な教会は、と問われたら、間違いなくここ。

 

英国国教会の総宝山であり、

800年に渡りクリスチャンの世界的な巡礼地であり、

ユネスコ世界遺産でもある、

カンタベリー大聖堂

 

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名称: Canterbury Cathedral

宗派: 英国国教会

場所: Kent, UK

 

ロンドンから車で南東へ2時間。

細長い聖堂は、12世紀に最初のチャペルが建てられてから増築を重ねてきた結果。内部を端まで歩くだけでもかなりの時間を要する。

 

聖堂の東の端、一番古い祭壇部分はTrinity  chapel(三位一体)と呼ばれ、息を飲むほど見事なステンドグラスで囲われている。

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12世紀の殉教者、聖トマス・ベケットが刺された場所には剣のオマージュ。

Black Princeの異名を持つエドワードのお墓等々、見どころ満載。ボランティアの案内係が丁寧に歴史を説明してくれる。

 

大聖堂周辺は古くから巡礼地として栄えた門前町だけあって、新旧のパブやレストラン、お土産屋で賑わう。

 

イギリスの学校では必ず課題図書になっている、カンタベリー巡礼者を描いた古典、チョーサーのCanterbury Tales. 

あの頃は退屈と思ったけど、ここに来て読み返したらおもしろいのかな。

 

 

完訳 カンタベリー物語 上・中・下3巻セット(岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語 上・中・下3巻セット(岩波文庫)

 

 

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