教会めぐり世界一周の旅

旅上で心癒された美しい教会を紹介

日本編 #57 宮城県

東北。

白石城からほど近いしずかな住宅地の中、大きな桜の古木を抱えた小さな教会。


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名称: カトリック白石教会

宗派: カトリック

場所: 宮城県白石市


靴を脱いで聖堂に上がる古式ゆかしいスタイル。献堂は1950年。

仙台教区、巡回教会になっている。

入り口には小さな慈しみの聖母像。


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日本編#56 愛媛県

愛媛県内に5つあるカトリック教会は聖ドミニコ修道会が母体となっている。

聖ドミニコ修道会の本部はスペイン。

南国四国の明るさと相通ずる気がしてならない。

 

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名称:カトリック宇和島教会

宗派:カトリック

場所:愛媛県宇和島市

 

献堂がいつかはわからないが、幼稚園を併設した比較的新しい教会。

聖堂はステンドグラスのみならず中央の天井からも陽光が差し込み、南予らしい明るい雰囲気。

祭壇後ろに掲げられているはずの十字架がなく、代わりにこんなに楽しい壁画!

 

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伊達家のおひざ元、宇和島城から歩いてすぐ。

 

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タイ編#1 バンコク

タイ、である。

仏教徒が国民の9割を超え、首都バンコクでもオレンジ色の法衣をまとった裸足の仏僧が歩いている。

キリスト教人口は1%以下。日本と変わらない。

そんな街に、大きなカトリックの大聖堂。

 

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名称:Assumption Cathedral (被昇天の聖母大聖堂)

場所:バンコク、タイ王国

宗派:カトリック

 

いまだ王室に対する不敬罪が存在し、歴史上一度も西欧諸国の植民地になったことがないアジアの雄、タイ。

最初の石がフランス人宣教師によってこの地におかれたのは1821年だとか。

現在の聖堂は1919年の被昇天の祝日(8月15日)に献堂された。赤レンガのフランス調の建物もステンドグラスも新しく見えるのは、おそらく2000年、ミレニアムに再建されたのでは(2000の文字が掲げられているが、タイ語読解できず)。

 

 1984年には、元ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が来たらしい。

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敷地内にカトリック校のアサンプション大学、そして併設の中高、もしかして小学校も。修道院、そしてバチカンから輸入した様々なホーリーグッズを扱うお店もあり、かかなりの大規模である。

 

観光客に有名なマンダリンオリエンタルホテルやシャングリラホテルから徒歩圏。

バンコクの雑踏のすぐとなりに、静かに力強く存在するサンクチュアリ。

 

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フィンランド編#1 ヘルシンキ

エストニア、タリンから船で2時間。

対岸は北欧。


港からトラムで30分、ついたのは新アールヌーボー建築が美しいヘルシンキ中央駅。そこから丘を見上げると、商業施設の向こうにキラリと光る十字架が見える。

繁華街を抜け、ゆるやかな坂を登りきる前に見えてくるのがこちら。


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名称: ヘルシンキ大聖堂

宗派: プロテスタント 福音ルーテル派

場所: Helsinki, Finland


ルーテル派の総本山にして世界遺産。

白とエメラルドグリーンの優美な建築。

真上から見ると十字架の形をし、各側面に三人ずつ、合計十二人のキリストの弟子の像が建つ。


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広場に面した面はこの賑わい。

訪問した日はLGBTの大パレード🏳️‍🌈が行われていた。

その賑わいにかぶせてカテドラルからは結婚式の鐘の音が響く。


自由だ。


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エストニア編#2 タリン

エストニアでもっとも古い教会だという。


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名称: トームキリク(聖母マリア大聖堂)

宗派: プロテスタント 福音ルーテル派

場所: Tallin, Estonia


先ほどのロシア正教の大聖堂から徒歩五分。こちらは13世紀にタリンを侵略したデンマーク人により建てられた。火災でいったん焼失し、17世紀に再建された。


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しかし内部は中世そのもの!

薄暗く、なんとなくおどろおどろしい。

信徒席は一列ごとにドアついている。めずらしい。


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美しいオルガンだけ、20世紀初めに導入された新しいもの。


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エストニア編#1 タリン

カモメが飛びかう港街、エストニアはタリン。

Heat stroke(熱波)に襲われた今夏の欧州だが、さすがにここまでくると涼しい。むしろ肌寒い。

海向こうはフィンランド、隣国はロシアに挟まれた、人口150万足らずの小国。

首都タリンの人口の4分の1を占めるのはロシア人だという。

 

 

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名称:アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

宗派:ロシア正教会

場所:Tallinn, Estonia

 

立派である。

大きな聖堂が所狭しと立ち並ぶタリンの旧市街にあって、玉ねぎ型のロシア正教の屋根が高台によく目立ち、一際豪華でよくメンテナンスされているのが、エストニアの教会ではなくロシア正教というのはなんとも皮肉。

19世紀末のロシア復古主義建築。

イコンとキャンドルで埋めつくされ、高い天井が日を取り込む明るい聖堂内部も、美しく保たれている。

 

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ラトヴィア編#3 リーガ

リーガ新市街。

リーガが誇るユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)の、息を呑むほど繊細で美しいステンドグラスがある教会はこちら。


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名称: 古聖ゲルトルート教会

宗派: プロテスタント 福音ルーテル派

場所: Riga, Latvia


聖ゲルトルートは旅人の聖人。

昔のリーガの街の入り口に位置し、ここまでたどり着いた旅人を迎えたという。

現在の聖堂は築150年。

使い込んだ木目の色合いが美しい感じの良い、生きた聖堂。

(もちろん入場料も徴収しない!)


旧市街よりはるかに興味深い地域。


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ラトヴィア編#2 リーガ

リーガ旧市街で一番高い塔を持つ教会。

 

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名称: 聖ペトロ教会  Sv.Petera Baznica

宗派: プロテスタント 福音ルーテル派

場所: Riga, Latvia

 

123mを超える高さという。

大聖堂と同じく13世紀に最初に建てられた。祈りの場だけでなくコンサートなども多く行われている。

 

教会でも入場料を徴収するのはある程度しかたない、資本主義社会だもの、慣れてきたよ、と思いつつ、9ユーロは高い!

 

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ラトヴィア編#1 リーガ

リトアニア、ヴィリニュスからバスで北上すること4時間。

隣国ラトヴィアの首都リーガにたどり着いた。

バルトの中で抜きんでた都会とガイドブックにあるとおり、経済的活気、繁栄という意味で西欧の都市とまったく見劣りしない。

 

その中で世界遺産に指定され美しく保存された旧市街は、観光地として意義を果たしている。

 

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名称:リーガ大聖堂 Riga Doms

宗派: プロテスタント 福音ルーテル派

場所: Riga, Latvia

 

13世紀に最初に建てられてから18世紀まで、何度も再建を繰り返してきたレンガづくりの大聖堂。

併設されていた修道院跡の回廊に、野ざらしながら博物館のようにかつての教会の備品などが展示されている。

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尖塔につけられていたコッパーの初代鶏、14世紀あたりから1986年まで現役だったとか。すごい。

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リトアニア編#5 カウナス

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名称:聖ペテロと聖パウロ大聖堂

宗派:カトリック

場所:Kaunas, Lithuania


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首都ヴィリニュスから電車やバスで北西に1時間半。かつて首都が置かれたカウナスの街に、15世紀から建つレンガづくりの巨大なカテドラル。

現在まで修復を重ねているため建築様式はまちまち、でも祭壇上部のコウモリ天井は15世紀のままとか。


左右の柱に対して床のタイルがななめに敷かれているのが、個人的に気になった謎。


このカウナス、日本人には外交官、杉原千畝で知られるようになった街。

政治的歴史的事件の舞台となったかつての領事館は、丘の上にひっそりと建つ記念館になっている。訪問必至。


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