日本編 #19 大阪府
カトリックの建物ばかりが続いたので、プロテスタントの教会もご紹介。
大阪天満宮の大鳥居の道向かいに、古い歴史を誇る素敵な教会がある。
名称:天満教会
宗派:日本キリスト教団
場所:大阪府大阪市
最初の教会堂の設立は1879年(明治12年)までさかのぼる。
海外からの宣教師によるのではなく、日本人の牧師を中心として建てられた民衆の教会というのがなんだか大阪らしい。
丸いアーチ天井にアイアンの吊り下げ照明がレトロな現聖堂も、90周年をむかえたとか。
その音響の良さからたびたびコンサート会場としても使用されている。
素敵でした!
案内しおりまで素敵。
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日本編 #18 大阪府
日本の教会の中で、一際インパクトが強い聖堂の一つと私が思うのがこちら。
大阪大司教区のカテドラル、通称、聖マリア大聖堂。
名称:カトリック玉造教会
宗派:カトリック
場所:大阪府大阪市
何よりまず目を引くのが正面10メートル四方の巨大な壁画、黄金の聖母子画。
正式名称を「栄光の聖母マリア」という。
日本画の巨匠、堂本印象によるなんとも個性的な着物を着た和風のマリアだ。
堂本印象がこの絵を手掛けたのは70代になってから。その後さらにイタリアでも宗教画を手掛け、それらの功績により時のローマ教皇から勲章を授与されたとか。
このほか敷地内には、高山右近と細川ガラシャ、関西にゆかりあるキリシタン達の画や像も。
19世紀の初代聖堂は戦争で焼け、1963年に現在の鉄筋コンクリート製のカテドラルが建った。
一見の価値あり。
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日本編 #17 京都府
京都市内一の繁華街、四条河原町から北上すること徒歩10分。
飲食店やホテルが立ち並ぶ河原町通り沿い、東側に突如現れるのがこちらの教会。
名称:カトリック河原町教会
宗派:カトリック
場所:京都府京都市
古くは1879年にパリ・ミッションの宣教師によって布教が始まり、10年後にはこの地に最初の聖堂が建ったようだ。
そして1967年に、現在のコンクリート製の聖堂に再建されたとのこと。
設計はスイス人ながら、三角屋根の形状は日本の神社の屋根を模したものらしい。
大理石の祭壇、モダンなステンドグラス、地下に小聖堂、入口に売店。
京都司教区の中心として、さまざまな人を惹きつけている。
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日本編 #16 三重県
伊勢神宮のおひざ元、歩いて数分の距離にも、教会はある。
名称:カトリック伊勢教会
宗派:カトリック
場所:三重県伊勢市
道を挟んで伊勢市役所のお向かい。
戦後間もない1949年、わずか25人の信徒が集い、メリノール宣教会の神父とともに始まったこの教会。
コンクリートと木を組み合わせた円形の聖堂を持つ現在のモダンな建物は、1960年代に建てなおされたものらしい。
守護聖人は聖トマス小崎。あの長崎26聖人のうちの一人。
わずか14歳で殉教した小崎は、伊勢の出身だった。
幼稚園が併設されていて、たくさんの親子でにぎわっている明るい教会。
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日本編 #15 愛知県
堂々たるこの鉄筋コンクリート製の聖堂は、名古屋教区のカテドラル。
名称:カトリック布池教会
宗派:カトリック
場所:愛知県名古屋市
献堂は1962年と比較的新しい。
左右前後の壁にヨーロッパ製のステンドグラスを配し、力強く美しい。
国の有形文化財でもある。
敷地内に運営する語学学校があり、さまざまな人種の信者が集う国際色豊かなミサ。
そしてさまざまな言語が飛び交うコーヒータイム。
名古屋、人種のるつぼ。
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日本編 #14 福島県
福島県は広い。
西へ西へ、山を越えると違う国。
会津若松へ来た。
名称: カトリック会津若松教会
宗派: カトリック
場所: 福島県会津若松市
都会では見かけない畳敷きの聖堂も、まだまだ現役の場所が多い東北。それだけでも歴史の深さを感じてしまう。
畳と漆喰の壁、シンプルなステンドグラス、そして蔦の絡まる石造りの門柱。
この地にフランス人宣教師が来たのは19世紀後半だが、この聖堂が建てられたのは1912年、大正元年のこと。
今年は戊辰150周年。
福島は、たくさんの歴史と想いを背負っている。
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日本編 #13 福島県
海沿いを南下して福島県へ。
原発事故から7年。
今でも一部に帰宅困難地域が残る南相馬に、原町という場所がある。
福島第一原発から25キロ、静かな静かな町だ。
名称: カトリック原町教会
宗派: カトリック
場所: 福島県南相馬市
規則正しい正方形の梁。
ぶどうと麦の透かし木彫り。
クラシカルなガラスの入った小さなドア。
高い天井から続く掃き出し窓。
ノブの形に削られたドア。
ディテールの一つ一つが息をのむほど美しい。
築60年。
聞けばドミニコ会修道士の手作りの聖堂だとか。
廊下に差し込む灯まで美しく、一枚の絵のよう。
みんなが逃げて行った時に、
逆行してこの地に入って来た司祭や修道女が住む。
困難な歴史、十字架を背負うことになった場所。
ぜひ行ってみてほしい。
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日本編 #12 宮城県
仙台へやってきた。
名称: カトリック元寺小路教会
宗派: カトリック
場所: 宮城県仙台市
1877年、青森と同じく、パリ・ミッションの宣教師がこの地にやってきた。
幾たびかの焼失と再建を繰り返し、現在のモダンな建物は1993年献堂。
JR仙台駅からほど近い大通り沿いに建つ仙台司教区のカテドラルは、周囲の情景に違和感なく溶け込んでいる。
東日本大震災後サポートセンターが置かれ、復興支援の要の場所にもなっている。
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日本編 #11 青森県
青森市へ。
弘前市が岩木山に抱かれた山の街なら、こちらは波の香り漂う海の街。
名称: カトリック本町教会
宗派: カトリック
場所: 青森県青森市
1897年に前出の弘前教会同様、パリ・ミッションによって最初の石が据えられた。
大火や空襲による焼失を経て、港からほど近いこの地に今の聖堂が建てられたのは戦後1945年。
天井が低く柱が多く、弘前教会と対照的なとっても日本的な建築。
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日本編 #10 青森県
続いてはプロテスタント教会。
一瞬おしゃれなレストランかと思わせる白い外観。
歴史は古く、1875年にアメリカ人宣教師によってもたらされた、東北最古のプロテスタント教会である。
木製に墨書きの立て看板にその名残をとどめる。
名称: 日本基督教団弘前教会
宗派: プロテスタント
場所: 青森県弘前市
敷地も礼拝堂も、広く明るい。
カトリック教会は神の国を見ようとし、
プロテスタント教会は神の言葉を聴こうとした、
らしい。
なるほど、と感じる、シンプルな内装。
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