ヨーロッパより〜イギリス編#22
続いて主教座があるウィンチェスターに行ってみよう。
こちらの歴史は半端なく古い。
イギリスに最初にキリスト教がもたらされた7世紀に最初の石が据えられ、現在のカテドラルは11世紀に建築が始まり、16世紀に完成したという。
名称: Winchester Cathedral
宗派: 英国国教会
場所: Winchester, UK
祭壇後ろのこの衝立。あまりの装飾の細かさと美しさにため息が出る。
さらに奥に進むと、守護天使のチャペル。
こちらの天井フレスコ画は13世紀!修復した人に拍手を贈りたいが、ガタガタの床タイルも一部13世紀のままと聞くと、その上を歩くのも躊躇われる。
そしてサイドの小聖堂には…お判りいただけるだろうか。
そう、こちらもエドワード・バーン=ジョーンズとウィリアム・モリスの作品。受胎告知の場面をまばゆい新緑色で表現。ぐっと新しく、19世紀の作品。
ちなみにこの聖堂には、「高慢と偏見」などで世界的に有名な女流作家ジェーン・オースティンが眠る。
また大学の街でもある。カテドラル前の芝生は、本を片手にくつろぐ学生や若い恋人がたくさん。明るく感じの良いカフェも隣接している。
ロンドンから日帰り旅行にちょうどよい距離。
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