教会めぐり世界一周の旅

旅上で心癒された美しい教会を紹介

イギリスの教会

ヨーロッパより〜イギリス編#24

カンタベリーまで来たら、もう一つよって欲しい小さなチャペルがある。 名称: Eastbridge hospital of St.Thomas the Martyr 宗派: 英国国教会 場所: Canterbury, UK ハイストリートの中に、レストランや土産物屋に埋もれるように建つ小さな建物。 hospital…

ヨーロッパより〜イギリス編#23

イギリスで一番重要な教会は、と問われたら、間違いなくここ。 英国国教会の総宝山であり、 800年に渡りクリスチャンの世界的な巡礼地であり、 ユネスコの世界遺産でもある、 カンタベリー大聖堂。 名称: Canterbury Cathedral 宗派: 英国国教会 場所: Kent,…

ヨーロッパより〜イギリス編#22

続いて主教座があるウィンチェスターに行ってみよう。 こちらの歴史は半端なく古い。 イギリスに最初にキリスト教がもたらされた7世紀に最初の石が据えられ、現在のカテドラルは11世紀に建築が始まり、16世紀に完成したという。 名称: Winchester Cathedral …

ヨーロッパより〜イギリス編#21

バーミンガムまで来たらもう一つ、こちらの教会にもよってほしい。 名称: St.Martin in the Bull Ring 宗派: 英国国教会 場所: Birmingham, UK 賑やかなショッピング街と市場の間に、まるで要塞のような貫禄でそびえ立つ。それもそのはず、18世紀に前出のカ…

ヨーロッパより〜イギリス編#20

続いての街はバーミンガム。 イギリス国内でのこの街の立ち位置は、日本でいうところの名古屋、あるいは浜松のような…というとイメージしてもらえるだろうか。誰もが知っている中堅都市なんだけれど、取り立てて観光名所もないので行ったことはない。ロンド…

ヨーロッパより〜イギリス編#19

ケンブリッジの駅から川向かって15分ほど歩くと、見逃せないサイズの教会に出会う。 名称: Our Lady and the English Martyers church 宗派: カトリック 場所: Cambridge, UK 我らの聖母とイギリスの聖人たち教会(長い名前!)は、おそらくこの街で一番大きな…

ヨーロッパより〜イギリス編#18

ケンブリッジでもう一つ見学するなら、こちらはいかが。 名称: Trinity college chapel 宗派: 英国国教会 場所: Cambridge, UK キングスカレッジチャペルほどの荘厳さはないものの、なんとも落ち着いた佇まいのトリニティチャペル。観光客で溢れる地域から少…

ヨーロッパより〜イギリス編#17

次はケンブリッジに行ってみよう。 そう、言わずと知れた世界の知の集積場、1209年(!)創立のケンブリッジ大学の街である。 が、ケンブリッジ大学とは実はいくつものカレッジの総称で、実際にケンブリッジと名のつく建物があるわけではない。 そして大学名と…

ヨーロッパより〜イギリス編#16

ショッピング街をぬけてヨーク中心部に進むと、ランタンタワーと呼ばれる鐘楼がひときわ目を惹く教会が交差点にそびえたつ。 名称: All Saints Pavement church 宗派: 英国国教会 場所: York,UK こちらのステンドグラスは、イギリスらしさという意味でもダン…

ヨーロッパより〜イギリス編#15

さて、偉大なるミンスターを見てヨークに満足してしまってもよいのだけど、ちょっと惜しい。この小さな街には、訪れてほしい魅力的な教会がまだまだあるんだ。 名称: St.Wilfrid's Catholic church 宗派: カトリック 場所」 York, UK 前出のミンスターから川…

ヨーロッパより〜イギリス編#14

そろそろ首都ロンドンを出て、郊外の教会を訪れてみよう。 美しいところは本当にたくさんあるのだけど、街並みを含めて私的オススメの筆頭格は、今も残る中世の城壁にぐるりと囲まれたイギリス北部の街、ヨーク。 旧市街の中心にそびえるこのYork Minster聖…

ヨーロッパより〜イギリス編#13

華やかなケンジントン地区に佇む、まるで絵本の中のお菓子の家のような小さな教会。 名称: St.Stephen's church 宗派: 英国国教会 場所: Kensington, London おそらく教会に寄進した信者たちの依頼で作成されたのであろう、守護聖人たちのステンドグラスグラ…

ヨーロッパより〜イギリス編#12

Our Ladyシリーズ、二つ目の教会はこちら。 名称: Catholic church of Our Lady of Dolours 宗派: カトリック 場所: Fulham, London 和訳すると、悲しみの聖母教会。 何が悲しいかというと、マリアの長男イエス・キリストが無実の罪で殺されたから。その時、…

ヨーロッパより~イギリス編#11

カトリックには、Our Lady of ~と名前の付く教会が多い。Our Lady = 私たちの聖母、つまりキリストの母、マリアを讃えた名称だ。カトリックの他の宗派と異なる特徴は、と問われたら、間違いなくこのマリア信仰だろう。 というわけでいくつもあるOur Lady教会…

ヨーロッパより~イギリス編#10

しばしここからはカトリック教会建築のご紹介。 規模では前出のウェストミンスターカテドラルにちょっと劣るかもしれないが、内装の豪華さ、煌びやかさにおいては圧勝なのがこちら、通称ロンドン・オラトリー。 名称:Church of the Immaculate Heart of Mar…

ヨーロッパより~イギリス編#9

英国国教会の建築が続いたので、今度はカトリック教会のご紹介。イギリスだけでなくウェールズを含めたカトリック教会の中で最大の規模を誇る、ウェストミンスターカテドラル。ロンドン大司教区の司教座だ。 ちなみにガイドブックでよく見る観光名所でも有名…

ヨーロッパより~イギリス編#8

忘れていたわけでも避けていたわけでもないが、有名過ぎて今さら私が紹介するほどでも…と躊躇したセント・ポール大聖堂。イギリス王家ともゆかりの深いこちらはただの教会 (church) ではなく、英国国教会ロンドン教区に一人しかいない主教の座がある大聖堂 (…

ヨーロッパより~イギリス編#7

前出のセント・ルーク教会と同じ名前だが、こちらはロンドン市内ちょっと西寄り、アールスコートというところに位置する教会。 幼稚園を運営しており、にぎやかな子ども達の声が響く。 名称:St.Luke's Church of Earl's Court 宗派:英国国教会 場所:Earl'…

ヨーロッパより~イギリス編#6

にぎやかなショッピング街ハイストリートケンジントンを東へ進み、まもなくケンジントンパークか、というところの左手に突然どーんと現れるのがこちら、セント・メアリーアボッツ教会。大迫力。 名称:St.Mary Abbots Church 宗派:英国国教会 場所:Kensing…

ヨーロッパより~イギリス編#5

ロンドン市内きっての高級住宅地、チェルシー。ひときわ目立つ高い塔が、セント・ルーク教会だ。 「クリスマスキャロル」や「二都物語」などの著者で世界的な文豪、チャールズ・ディケンズが結婚式をあげたことでも有名。またディズニー映画の撮影などにも使…

ヨーロッパより〜イギリス編#4

西洋美術史を少しかじったことのある人ならすぐに目に浮かぶ、19世紀イギリス美術を代表する画家、エドワード・バーン=ジョーンズ。そして生涯の盟友、ウィリアム・モリス。 彼らがその才能だけでなく財力をフルに活用し、また当時にしては長生きであったお…

ヨーロッパより〜イギリス編#3

都会のど真ん中、という意味ではこちらの立地もすごい。 名称: St.Andrew's church Holborn 宗派: 英国国教会 場所: Holborn, London スーツ姿の人々が行き交う騒々しいビジネス街に位置し、宝石商が軒を連ねる通りにも近い。小さな入り口前広場では、ビジネ…

ヨーロッパより〜イギリス編#2

42,000。 イギリスには、大小合わせて4万2千もの教会や礼拝堂があるという。 正確なことはわからないが、感覚としては美容院より多い気がする。歯医者よりは絶対はるかに多い。 需要と供給のバランスが悪いということで、一部には音楽ホールやマンションなど…

ヨーロッパより〜イギリス編#1

イギリスには、本当に教会が多い。 その多くはもちろん英国国教会のものだけれど、世界一の信者数を持つカトリックの教会もあるし、様々だ。 遡るとヘンリー8世の時代からの、長い長い歴史的政治的背景をひも解かなくてはならないのだけど、それはひとまず横…