教会めぐり世界一周の旅

旅上で心癒された美しい教会を紹介

ドイツ編#8 フランクフルト

フランクフルトへ行こう。

 

他のドイツの街に比べてちょっと地味な印象のこの街。

ここになんともドイツらしい、いぶし銀のような大聖堂がある。

 

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名称:Frankfurt Dom

宗派:カトリック

場所:Frankfurt am Main, Germany

 

マイン川のほとりのこの大きな建物は最初に14世紀に建てられ、再建された。

内部は薄暗く、他の街のカトリック教会と違い、質素で清貧なレンガづくりの装飾、が、なんともドイツのイメージ。

 

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ちなみにここは甘いリンゴ酒の街。

ドイツでも地ビールがない街があるなんて!

 

※写真転載厳禁

ドイツ編#7 ケルン

ケルンに来たら大聖堂以外に、もうひとつ寄ってほしい教会がある。

日本と縁のある貴重なものが保管されているのは、こちら。

 

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名称:St.Maria Himmelfahrt

宗派:カトリック

場所:Cologne, Germany

 

おわかりいただけるだろうか。

そう、江戸時代、日本でキリスト教が弾圧されたころのキリシタン取り締まりを奨励する掲示版(現物)である。

キリシタンを捕えた者にはいくらいくら報酬がある、と書いてある。

ちなみに人によって報酬額が異なるようで、ばてれん(神父など聖職者)を捕えるのが一番高報酬。

 

なぜケルンの小さな教会にこのようなものが保管されているのかわからない。

(説明書きがドイツ語のみで解読不能…)

しかしケルンのカトリック教会と日本は、第2次世界大戦後に深い結びつきがある。

お互いに敗戦国、すべてが荒廃した厳しい時代に、ケルン市は東京や広島の教会再建に大きな援助をしてくれた。


江戸時代の掲示版、それと関係あるかな、ないかな。

 

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※写真転載厳禁

 

 

ドイツ編#6 ケルン

ケルン大聖堂

これを見なくてはドイツに来た甲斐がない。

言葉にならない圧倒的な存在感の世界遺産

列車がケルンの駅に近づくと、すでになんだか異様な気配。。。

ガラスばりの駅公舎から、ほんの下のほうだけが垣間見える。駅を出ると目の前に、一瞥には収まらない巨大な建物。

 

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名称:Kölner Dom (正式名称 聖ピーターとマリア大聖堂)

宗派:カトリック

場所:Cologne, Germany

 

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初代建築はなんと4世紀。現在の聖堂は13世紀から600年もの歳月をかけて建てられたのだという。当初時代はゴシック建築、完成するころにはゴシック・リバイバル

とにかく巨大すぎて視界に収まらないので、少し離れて見学。

 

137mの塔に上がることもできます。530段余りの、細いらせん階段で。

その高さたるや、めまいもの。。。

 

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※写真転載厳禁

 

 

 

ドイツ編#5 ミッテンヴォード

しばらく更新が滞っておりました。

 

まだまだドイツ。

オーストリアとの国境近く、夏でも寒いチロルの山奥ミッテンヴォルトの小さな街にかわいい聖堂を発見。

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名称: St.Peter and Paul Church

宗派:カトリック

場所:Mittenwald, Germany

 

素晴らしいのはなんといってもそのロケーション。背後にそびえるチロルの山と、聖書の壁画で彩られたカラフルな家が軒を連ねるこの街は、腕利きのバイオリン職人の街としても有名。制作過程や名器を展示したバイオリン工房博物館もある。

 

夕食にはぜひ修道院で作られているPaulanerのビールと、本場のシュニッツェルを!

 

※写真転載厳禁

ドイツ編#4 シュパイヤー

ドイツ旅は世界遺産続き。

圧倒的なスケールの、シュパイヤー大聖堂

 

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名称: Speyer Dom

宗派: カトリック

場所: Speyer, Germany

 

最初の建設は十二世紀。

その後度々焼き討ちや火事に遭い、二十世紀初めに見事、ドイツ・ロマネスク建築に蘇った。

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この街のもう一つの名物は、シュパイアー技術博物館。

マニアでなくても楽しめる、ドイツが誇る飛行機や自動車がたくさん。こちらもどうぞ。

 

※写真転載厳禁

 

 

 

ドイツ編#3 トリーア

アウラ・パラティーナ。

通称、コンスタンティヌスの教会。

信じられないことに、建設は四世紀にさかのぼる。当時は皇帝コンスタンティヌスの宮殿の一部で、後世に教会に転用されたとか。


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名称: Aula Paratina

宗派: プロテスタント

場所: Trier, Germany


シンプルで堅牢な造りはローマ時代の建築を彷彿とさせ、装飾を省いた簡素な内装はプロテスタントの信仰とよくマッチしている。

目眩がするほどの、悠久の歴史。


地下のギャラリーは、ツアーのみ閲覧可。


※写真転載厳禁




ドイツ編#2 トリーア

トリーア大聖堂に隣接する、というか、回廊でつながっているのが聖母マリア教会。

こちらも世界遺産、13世紀ゴシック建築

中に入って思わず感嘆の声をあげてしまうのが、高い天井に描かれた花模様とこのステンドグラス。神々しい鮮やかさ!


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名称: Church of our Lady

宗派:カトリック

場所: Trier, Germany


13世紀建築の聖堂に、不思議とマッチする現代アート的抽象的なデザイングラス。

ささやかな音で絶えず流れている聖歌を聞きながら、差し込む光の中で祈りたくなる。

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※写真転載厳禁

ドイツ編#1トリーア

ベルギーから車であっという間にルクセンブルグを通過し、ドイツ最古の都市、トリーア(Trier)へ。

ローマ時代から続くこの古い街には、立ち寄らずにはいられないすごい教会が3つ。

何よりもまず、こちらの大聖堂。

f:id:wolfykondo:20171219223401j:plain名称:Trierer Dom

宗派:カトリック

場所:Trier, Germany

 

13世紀の建築はドイツ最古の重厚な石造り。ユネスコ世界遺産にも登録されている。

聖堂の中に入ると。。。

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美しい天井!

 

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そして奥の階段を上がった先には聖遺物、イエス・キリストが着たというHoly Robeが収められた部屋がある。

いつも公開されているわけではないけれど。

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※写真転載厳禁

 

 

ベルギー編#3 ディナン

ブルージュからミューズ川に沿って車を走らせると見えてくるナミュール州の小さな城下町、ディナン。

 

岩山の城壁に張り付くように川に向かって建つ不思議なロケーション、圧倒的な存在感のノートルダム教会

 

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名称: Collegiale Notre-Dame 

宗派: カトリック

場所: Dinant, Belgium

 

13世紀のゴシック建築をもとに、様々な時代に増改築が行われた。

Citadelleと呼ばれる裏手の城壁には階段、あるいはロープウェイで上がれて、その中は大戦の歴史を語る博物館になっている。戦闘機の展示も。ガイド付。

 

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上からはこの絶景!

がんばって登り切る価値あり。

 

※写真転載厳禁

 

 

 

ベルギー編#2 ブルージュ

 

 

同じブルージュ市内、前出の聖血礼拝堂と同じくらい必見なのが、こちらの聖母教会。

 

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名称: 聖母教会

宗派: カトリック

場所: Bruges,Belgium

 

そう、ここにある大理石の聖母子像はミケランジェロの作品。イタリア以外でミケランジェロの彫刻を保有しているのは、この教会だけなのだ。

 

というわけで教会というより美術館扱いなのか、6ユーロほど入場料がいる。

しかしこの聖母子像以外にも、15世紀当時から残る天井のフレスコ画や王妃や大公の墓碑など、見どころたくさん。

 

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教会の周りは有名無名のチョコレート屋さんが軒を連ねる、素敵なところ。

 

※写真転載厳禁